こんにちは! 千明です。
今回は、ターゲットとペルソナについてのお話です。
ターゲットはよく知られた言葉ですが、ペルソナというものは、一般的じゃないですよね。私は記事を書くようになって初めて知ったんです。
ターゲットとペルソナを設定しないと、お客様を振り向かせられないということで、サイトや記事作成時の基本中の基本ですよ。ということは、とても大事!ここを外すとと全体がずれてしまいます。
この記事では、ターゲットとペルソナの違いや、個人企業やサロンではどのように設定するか、など具体的なやり方までお話したいと思います。
ターゲット設定とペルソナの関係
大きな企業でも、個人企業でも、商品やサービスを作るときに、必ずコンセプトを作ります。その時、「誰に向けて」の物なのか、ということは、最初に考えることなんです。
この、「誰」が属しているグループがターゲットになります。
ターゲットというのは、年齢、性別、年収、居住地、人間関係など、複数の要素で絞ったグループのことです。
そして、ペルソナというのは、ターゲットの中の特定の1人のことです。空想上の人物でもいいし、実在する人でもいいですよ。
なぜ、ターゲットやペルソナにこだわるのでしょうか?
「誰」の部分はとても大事で、いわゆる「刺さる」「自分事」を感じてもらえないと、そもそも振り向いてもらえないからなのです。
この、「誰」の部分が無いと、万人受けもしない、誰にも刺さらないものになってしまいます。
例えば、わかり易い「日焼け止め」を例に女子中学生で考えると。。。
- 自転車通学 ⇒ 安くて白浮きせず、つけてもバレないもので、強めの物
- 電車通学 ⇒ 安くて白浮きせず、あまり強くなくてもいい
- テニス部 ⇒ 安くて白浮きせず、つけてもバレないもので、最強で汗にも強いもの
日焼け止めをよし、としない学校があるので、つけてもバレないもの、という要素が入ってきます。日焼け止め解禁の学校なら、白浮き<強さ という考えもありますよね。
と、このように、同じ女子中学生でも刺さるものが全然ちがいますし、
同じ30代女性でも、
- パート休職中の主婦、小学生3人の母⇒安くて大容量
- 年収1000万の女性起業家、子供ナシ⇒カバー力が強く、お肌に優しいもの
- 来週仲間と海に遊びに行く市役所職員⇒カバー力が最強で、水や砂に強いもの
という風に、これまた全然変わってきます。
わかり易く極端な例を上げましたが、「誰」が大事、ということは、お分かりいただけたと思います。
ターゲットの中の特定の1人,ペルソナを設定することはなぜ必要なのでしょう?ターゲットがあれば、十分な気がしますよね。
ペルソナまで絞るわけ
企業の場合
ターゲットは、グループになるので、一人ひとり微妙に違います。複数の担当者でプロジェクトを進める場合、意識の統一が必要になります。
この時に、ターゲットというグループになると、担当者一人ひとりのなかの人物像に食い違いが出る恐れがあります。
その食い違いを防ぐため、ある特定の1人まで絞る必要があるのです。
また、ペルソナがはっきりとしていれば、商品・サービス全体像がぶれたり、ぼやけたりしないようになりますね。
ターゲットの場合はこうなります↓
ターゲットというグループに属する人なので、担当者4人いれば、それぞれバラバラな人物像になってしまいます。
一方、ペルソナの場合はこうなります↓
担当者が複数でも、人物像は一人に決まりますね!
個人事業でもペルソナ必要?
先ほど、ペルソナが必要な理由を、担当者の意識の統一、といいました。では、個人事業だと、意識の統一が必要ないので、ペルソナは不要ということになるのでしょうか?
実は、個人でもペルソナ設定は必要なんです。
ターゲットとなると、人物にぶれが出てくるのは個人でも同じ。あるときはこの人、そして、ある時はこちら。。となってしまうと、微妙にぶれますよね。
微妙なブレが出ないために、やはりペルソナは必要です。
それに、私の感想ですが、ペルソナは一人なので、イメージがしやすいのですよ。ペルソナに語り掛ける気持ちで記事が書けるので、書きやすくなりますよ。
ちなみに、こちらは、私のペルソナ、あみちゃんです。
では、色々なシーンのペルソナについての考察です。
ホームページのペルソナ
ホームページやブログ全体を通して、ペルソナを設定します。
ペルソナが設定してあれば、色遣いや雰囲気などのデザインも独りよがりではなく、ペルソナが好むものが作れますよね。
また、個別記事に訪問した人が、他の記事を読みたくなる可能性も増えることになります。
25歳OLさん向けの記事を読んだ人が、サイトを見まわした時に、他の記事が男性50代向けだと、読む気が失せますよね。でも、他にも自分向けの記事がたくさんあれば、読んでみようかな~って思います。
サイト全体で、1人まで絞ることはないとは思いますが、ある程度絞ることは必要ですね。
個別記事のペルソナ
個別記事は、しっかりとペルソナを設定しましょう。そして、ペルソナに向かって語り掛けます。
このペルソナなら、何が知りたいか?どういう状況で記事を読んでいるのか?など、ペルソナの設定によって記事がかわってきますよね。



同じテーマの記事でも、切り口が変わるので、ペルソナ設定は必須です。サイトのペルソナが決まっていれば、記事毎にペルソナを切り替えることがなくなるので、とても書きやすくなりますよ。
ペルソナ設定のやり方
多くの個人起業家の場合、過去の自分とペルソナが重なることが多いです。色々と苦労を乗り越えてきたからこその今。なので、ペルソナが過去の自分だと、誰よりも気持ちがわかって伝わり易いですよね。
また、すでにお客様がいらっしゃるなら、お客様にいろいろ聞いてみるのもいいでしょう。生々しい声は、ペルソナのイメージづくりに役立ちます。



では、具体的にペルソナを設定しましょう。
ペルソナ設定は、項目を決めて、書き込む形で進めます。おすすめは、紙に鉛筆。
項目:
氏名、年齢、住所、年収、仕事、家族構成、人間関係、趣味、特技、好きな雑誌・本、SNS利用実態、口癖、何に困っているか、悩みは? などなど。
ビジュアルがあれば、それも用意しておきます。
思い浮かぶだけ書き込み、修正をしましょう。修正は、消すのではなく、二重線で訂正して、書き足します。
まとめ
ターゲットとペルソナ、また、ペルソナ設定のやり方についてのまとめです。
ターゲットとペルソナの違い:
ターゲットはグループなのに対して、ペルソナはそのグループ内の特定の1人
ペルソナまで絞り込むことで、刺さる、自分事としてもらいやすくなる。
ペルソナ設定のやり方:
細かい項目について、書き込んでいく。
氏名、年齢、住所、年収、仕事、家族構成、人間関係、趣味、特技、好きな雑誌・本、SNS利用実態、口癖、何に困っているか、悩みは? などなど
過去の自分でもいいし、お客様にインタビューするのも良い方法です。



以上が、ターゲットとペルソナの違いや、ペルソナ設定のやり方についてです。参考になったらうれしいです。